検査で分かること・分からないことは?CT・MRIの限界をやさしく解説

はじめに(結論)

検査を受けたあと、
「これで全部わかるの?」
「異常なしなら本当に大丈夫?」
と疑問に思う方は多いです。

結論から言うと、
CTやMRIはとても有用な検査ですが、万能ではありません。
分かること・分からないことがそれぞれあります。

この記事では、
医療従事者の立場から患者さん向けにやさしく
CT・MRI検査の「できること・できないこと」を解説します。


CT・MRIで「分かること」

CTやMRIで分かるのは、主に形や構造の変化です。

分かりやすい例

  • 出血や骨折
  • 腫瘍やしこりの有無
  • 炎症やむくみ
  • 臓器の形の異常

👉 目に見える変化を捉えるのが得意です。


CTが特に得意なこと

CT検査は、
短時間で広い範囲を確認できます。

  • 出血の有無
  • 骨の状態
  • 肺の病変

救急や緊急時に
CTがよく使われる理由です。


MRIが特に得意なこと

MRI検査は、
やわらかい組織を詳しく見るのが得意です。

  • 脳や神経の変化
  • 筋肉・靱帯・関節
  • 椎間板の異常

微細な変化を
時間をかけて評価します。


検査で「分からないこと」

CTやMRIでも、
次のようなことは分からない場合があります。

  • 痛みやしびれの原因が画像に写らない
  • 初期段階で形の変化がない病気
  • 機能的な異常(動き・感覚)

👉 症状があっても画像が正常なことは珍しくありません。


「異常なし」=問題なし?

必ずしも
「異常なし=症状の原因がない」
という意味ではありません。

  • 画像では分からない異常
  • 時間が経たないと見えない変化

があるため、
診察・問診・他の検査と合わせて判断されます。


なぜ他の検査も必要になる?

医師は、
CT・MRIだけで判断せず、次を組み合わせます。

  • 症状の経過
  • 血液検査
  • 心電図・エコー
  • 診察所見

👉 **画像検査は「判断材料のひとつ」**です。


よくある質問(FAQ)

Q. 検査で異常がなければ安心していい?

A. 多くの場合は安心材料になりますが、
症状が続く場合は再度相談してOKです。


Q. 症状があるのに検査で分からないのはなぜ?

A. 病気の種類や時期によっては、
画像に写らないことがあるためです。


検査結果を正しく受け取るポイント

  • 画像検査は万能ではない
  • 異常なしでも症状は存在する
  • 不安は医師にそのまま伝えてOK
  • 経過観察も大切な判断

まとめ

CT・MRI検査は、
多くの情報を与えてくれる大切な検査ですが、
すべてを分かるわけではありません。

「分かること・分からないこと」を理解することで、
検査結果に振り回されず、
落ち着いて受け止めることができます。


※注意書き

本記事は一般的な情報提供を目的としています。
検査結果の解釈については、医師の説明を最優先してください。

検査結果が出るまでの流れについては、こちらの記事で解説しています。
https://kensa-note.com/%e6%a4%9c%e6%9f%bb%e7%b5%90%e6%9e%9c%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%a4%e3%82%8f%e3%81%8b%e3%82%8b%ef%bc%9fct%e3%83%bbmri%e3%81%ae%e7%b5%90%e6%9e%9c%e3%81%8c%e5%87%ba%e3%82%8b%e3%81%be%e3%81%a7%e3%81%ae%e6%b5%81%e3%82%8c%e3%82%92%e8%a7%a3%e8%aa%ac/

MRIとCTの安全性の違いについては、こちらの記事で解説しています。
https://kensa-note.com/mri%e3%81%a8ct%e3%81%af%e3%81%a9%e3%81%a3%e3%81%a1%e3%81%8c%e5%ae%89%e5%85%a8%ef%bc%9f%e8%a2%ab%e3%81%b0%e3%81%8f%e3%83%bb%e4%bd%93%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%bd%b1%e9%9f%bf%e3%82%92%e6%af%94%e8%bc%83%e3%81%97%e3%81%a6%e8%a7%a3%e8%aa%ac/

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